この記事のみを表示する家族団らんがコミュニケーションのお手本の場

発達のこと

久しぶりに保育の話です。

今日たまたま元の職場の園児のお母さんたちに会いました。

もう○年ぶりに会った方もいます。

子どもさんの年齢は小学生から中学生まで。

どのお母さんも不安だらけ・・・。


「宿題が多くてうちの子泣きべそかいてる」
「先生って大丈夫?余裕ないみたい〜」
「中学校、先生ってすごい言葉かけするのよね。聞いていてなんか傷ついちゃう」
「テスト、採点厳しい〜」

いろんなことがでました。

子どもたちの世界も昔ほど失敗が許されないのでいつもビクビクしているようです。

それも、お母さんにその気持を何らかで吐き出せている子はまだいい。

大人しい子ほど、たくさんの思いを飲み込んでいるのかも?

もしくは今の感情をうまく自覚したり表現できないだけかも。

   クローバー4



保育の現場では
年長児までに自分の気持を言語化できるように働きかけていました。

語彙が少ない幼児たちなので
うまく思いが伝えられなくて、大人は見ていて歯がゆいばかり・・・。
日々たくさんのお手本となる言葉かけも必要です。

それでも年長の最後を迎える頃には、
ジブンの思いを相手に一生懸命伝えていきます。

負の感情をあらわにしていくので当然ケンカですよね。

ケンカになってでも伝えたい思いがあふれてくる・・・。

これは年長担任の醍醐味。
きた〜、この瞬間!と、拍手したくなります。
ことばでケンカできるくらい、大きくなったんですよ〜。

この時のために私は丁寧にことばをかけてきていました。

それぐらいにケンカは大切なこと。


けれど、現在、一般的に幼児期のケンカ体験が少なすぎて

小学生になっているようです。

中学生で、今の気持ちを表す言葉は?っという授業があるくらいだそうで。

今は中学生でもまだ、ジブンの気もちを言語化できにくいということらしい。

逆に言えば、それくらい感情が育っていないようです。



事実を忠実に話すことと、ジブンの感情を表現することは別。

同じ話すにしても、後者のほうは、たくさんの実感を伴った体験の中でしか

培われないといいます。

百聞は一見にしかず。

      


もしわが子がなんとなくアレ?という時。

うまく表現するすべがないのかも?

負の感情のあつかい方に困っているのかも?



ならば、親子で一緒に今の気持ち、言語化してみましょう。

家族団らんがコミュニケーションのお手本の場と思います。

お父さんもお母さんも、今のモヤモヤ、子どもさんとお話しながら確認してみましょう。

ひょっとして、親子よく似た場面で悩んでいるかもね。



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この記事のみを表示する理(ことわり)知りそめし6歳児・・・表現できたかな?

発達のこと

毎月の月はじめに、保育している子どもたちへの前月の様子などを書く
保育お便り。
今日朝、締め切りでした。
毎回、毎回、担任している子どもたちの変化、
直していきたいところはその対策や
大人としての関わり方など、大まかに書いています。

これって、結構大変な作業の一つ。
ホントに産みの苦しみです(^_^;)

子どもたちをどういう目線でみているかが問われるんです。

あーちょっとなーまずいなー・・・なんて思っているか、
まあ、こんな感じでいいよねー・・・と思っているかは大きな違い。

また、保育士という仕事柄
単なる希望的意見でもよくないし・・・。
私は子どもたちをどんな目で見ていて、
この先の未来を歩むにはどんな力をつけていけばいいか・・・。

バイブルはやはり田中昌人先生の本。

人間は生まれもって伸びていこうとする内なる声をもっていて、
目先の行動や言動だけでなく、今その内なる声がどのあたりにさしかかっているのか・・・を
ある法則性にしたがって判断。
もし、自分の力で伸びられない何かがあるならば、
一段階下の活動を豊かにしていけば、
自然と内なる声の法則にのっとって自ら伸びていける。

幼児期はその法則の第一階層の2〜3番めにあたるようです。
これによると、2番めの山が一番乗り越えにくく時間がかかるけれど
乗り越えたらものすごく成長したと見ていて思えるようです。
たぶん、幼児期なら個人差がありつつ4歳半以降にその時期がくるようです。
例えば・・・ウソをついたり、汚い言葉を言いだしたり、ちょっといじわるに見えたり・・・。
年長児はその後さらに確実に成長しているのです。

昨日・今日・明日の時系列が理解でき、
前・うしろ・真ん中という中間のこともことばとして理解できる。
だから、ボクも、あの子もこの子も思うことが違うということが何となくわかってくる。
道順がわかり、字がよめ、いいことと悪いことがわかってくる。

      まるおにのコピー

     
田中先生の言葉で言うなら、
   理(ことわり)知りそめし6歳児・・・なのです。

よって我が家のことみならず、
友だち関係がひろがり2人や3人だけでなく、集団のなかのジブンを分かり始める。
だから・・・年長児って集団で相乗効果で伸びていける。
だから、お友だちと相談してなにか一つのことを目標にがんばることができる。

我がクラス・・・みんな集団の中のジブンに目覚めだしてきていて・・・いい感じ。

個別のいろいろはあるとしても、
集団が伸びたいとエネルギーが満ち溢れているようで、みんな可愛いです。

さて、私はそのエネルギーをつぶさずに、芽がまっすぐに伸びるように、
ちょっとことばの魔法を使うだけ。

お便りはそんな子どもたちの様子と、私の目線、そして田中先生の大事なエッセンスをちりばめたい。

今月号、もうお母さんの手元に届いているはず。

そんな私の思い、伝わるといいな(=^・^=)

こんな私からセッションを受けたい方はこちらから→




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この記事のみを表示する子どもたちを育てていく責任を大人みんなで (^^♪

発達のこと

昨日は久々に保育の勉強会に出かけてきました。

「今からはじめる育て直し」・・・・・・角田春高著
  

“今”からはじめる「育て直し」―問われる乳幼児体験“今”からはじめる「育て直し」―問われる乳幼児体験
(2003/12)
角田 春高

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上記の著者さんが、安城で毎月シリーズでお母さん向けに勉強会を開いてくれていて、
そこに昨年より参加しています。

新しい発達の捉え方なのですが、結構わかりやすくて振り返りやすく使いやすい。


当日、参加されていたおばあちゃんと娘さんとお孫さん?
そのお孫さんの2歳児さんらしき子が、お話が退屈でゴネゴネしママを叩きだしました。

ママもおばあちゃんも困っていましたが、ちょうど勉強している内容が
その場面にピッタリで、先生が子どもさんに声をかけました。

先生の言葉に、ママをドンドンと叩きながらもその手が止まってちゃんと聞いているその子。

先生「退屈になったんかな?」
子ども「・・・おうちに帰りたい」
先生「じゃあ、ママにちょっとお外に行きたいって聞いてみたら?」
子ども「・・・おそとにいきたい」

結局、自分の思いが上手く表現できなくて、困っての癇癪だったよう。
大人にその思いを言語化してもらい、ストンと落ちたようで、すっと立ち直りました。


先生曰く、
2歳から3歳には、気持ちをしっかり代弁してもらい、
思いを叶えるためにはどうやってお話したらいいのか、お手本をたくさん聞かせてもらうことが必要と。

そうして溜めこんだ表現力で、3歳児以降、大好きな2人の関係を楽しみ
              4歳児以降はお互いにやって、やられて、交渉してと
生きていくコミニュケーション力をつけていくのだそうです。
そうして培った交渉力で5歳児には3人の関係もうまく楽しめ、さらに4人5人の集団でも遊べるようになると。

いま、大人でも表現力が乏しかったり、2人の関係が築けなかったり3人の関係が難しかったり・・・。

これは、自分の幼児期の体験が十分与えられてなかったからと・・・。
自分の責任ではないのですが、もらってないものは、我が子に教えることも出来ません。

もらってないのだから、そのことを嘆き悲しむこともない。

ないものは、だれかに与えてもらう・・・。
要は、自分の足りないところは持っている人に補っておらえばいい。教えてもらえばいい。

気がついたときから、子どもの育ちをとおして、自分の育ちまでもみなおし、立て直せる。

発達障害があるから分からない、育たない・・・ではなくて、
弱さがあっても、とことん付き合ってくれる第三者の存在があればその弱さも軽くできる。

今の発達診断では数値で診断が下ってもその後のフォローは親まかせになりがち。

現場の先生、保育士、そしてなによりも毎日向き合っている親御さんは本当に必死です。


なんとか子どもたちを輝かせてあげたい・・・。

そう思うならば、まずはい〜っぱいその子を見て、乗り越えてない発達課題まで後戻りして
じっくり向き合って行けば必ず育っていく。

そんなことを私も日々考えて保育をしているわけですが
やっぱりそれでいいんだな〜って後押しをもらったようで、元気になりました。




私は、ず〜っと小児科の看護婦をしているころから故田中昌人先生の理論を崇拝しています。


田中昌人先生講演記録  子どもの発達と健康教育 (1)田中昌人先生講演記録 子どもの発達と健康教育 (1)
(1988/02)
京都教職員組合養護教員部

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子どもの発達と診断 1 乳児期前半子どもの発達と診断 1 乳児期前半
(1981/01)
田中 昌人、田中 杉恵 他

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この先生の理論でも発達には飛び級はなく、どの子も同じ道筋をたどるといいます。
田中先生の理論のなかには随所に子どもへの敬意が現れていて、とても愛情深いものを感じます。
この理論については長〜くなるのでまた後日に。

角田先生はちょっと違った観点から子どもたちとその親たちを見ていますが、
それはそれでとても具体的で必要だなあっと思います。



子育てが大変な時代、
子どももママも悪くない・・・。おばあちゃんだって・・・。
きっと誰も悪くない・・・。
けれど、あらゆる悪影響のなか子どもの育ちが弱くなっている。


子どもたちを育てていく責任は大人みんなが背負っていかねば・・・。

だから、私はわたしのできることで、子どもたち、ママたちを応援したいです。


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この記事のみを表示する案外、知られていない視機能について・・・。

発達のこと

今日はクラスのお子さんのビジョン検査に行ってきました。

年長児ともなるとこの時期、就学時検診を控えて小学校との連携を考えていきます。
そんな折、ちょっと色んな意味で弱さのある子が気になります。

その子自体の性質が穏やかであればほとんど小学校で目立つことなく見過ごされてしまいます。
逆にちょっと激しいタイプの子ですと、集団から目立って、いろんな標的とされることも考えられます。
発達診断を紹介しようか・・・それほどでもないし・・・。
もし、診断名がついたら、子の将来にその診断名がなんらかのレッテル貼りになってしまわないだろうか・・・。
いや、適切な早期診断により、適切な対応がなされればその子が生きていきやすいのではないか・・・。
毎年、悩みに悩みます。
親御さんにとってはどうか、小学校の先生にとってはどうか?
いや、一番は子どもさん本人の生きていきにくさをどうやってフォローしていけばいいのか。

その解決の糸口の一つがビジョン検査です。
軽度発達障害の子の中にはこのビジョン=視機能がうまく使えてない子が多いようです。


本人はいたってまじめにしているのに、
身体の軸ができてなくて真っ直ぐ立ってられないためにふざけているように思われる。
人と見え方が違うので並び順でいつもトラブってしまう。
お友だちとの丁度いい距離感がつかめない。
一生懸命にしているのに、なかなか板書ができなくて間違えも多い。
身体の動きがどこかぎこちなくてギクシャクしている。
手先が不器用である。
ダンスや体操のまねをして身体を動かすことが苦手である。
見たものは人、物の形なそを書くことが苦手である。

そんなお子さん・・・ひょっとしたらうまく目が使えていないかも・・・?
もし、視覚機能がうまく発達していないとしたら、うまく見えてないのです。
そのため、小学校の学習でつまずいてしまう他、
見え方がちがうのでお友だち関係も上手くいかないことがあります。
そして、いくら一生懸命に勉強しても漢字や計算をどうしても間違えてしまい、
自己肯定感が低くなってしまいます。本人はちっとも悪くないのに・・・。


この視覚機能、
トレーニングによって改善されていくので、
早く見つけて適切な対応をしてあげるのが望ましいです。

最近やっと大阪のある小学校で普通の学校でビジョン・トレーニングを日常的に取り入れて
その成果を研究しだしたとか・・・。
普通の子でも、学習の前にちょっと眼球を動かしたり、身体全体を動かすことで
見え方が数段とよくなり学習効果もあがるということです。

大人の人でもトレーニングによってかなりの改善が見られると言われています。


では、どんなトレーニングをするのでしょうか?

それについてはまた次回に。


ご参考までに本の紹介を。
トレーニングの仕方から視機能検査のできるメガネ屋さんの紹介まで載っています。
ちなみに私たちの園では東海市の井上メガネさんにいつもお世話になっています。
とても熱心で講演活動も行っています。


学ぶことが大好きになるビジョントレーニング―読み書き・運動が苦手なのには理由があった学ぶことが大好きになるビジョントレーニング―読み書き・運動が苦手なのには理由があった
(2009/10)
北出 勝也

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この記事のみを表示する1〜2歳児は大変(^_^;)

発達のこと

子どもたちの発達というとどんなことを考えますか?

まだ、我が子が小さかった頃はとにかく早くなにかできるようにと願いました。

けれど、何かができるようになるという目先のことだけでは
満足しなくなるのがだいたいです。
赤ちゃんの頃はハイハイ・立っち・あんよと動けるようになるたびに、
言葉を話せるようになるたびに、あんなに毎日が楽しかったのにね。

子どもたちが1歳半から2歳になる頃から、イヤイヤしだすので
ママたちはとても大変になるようです。
この時期は魔の2歳児と言われるほど、イヤを連発して扱いにくくなります。

けれど・・・これが大事な発達の段階なのです。
2歳児はイヤと言うことでジブンを精一杯主張しています。
頭ごなしにダメ!っと叱っても逆効果。
また、1歳児あたりのイヤと2歳児のイヤではその主張の内容が大きく違っています。
なので、大人の対応も変化させねばなりません。
1歳児ならば、イヤといったら、2つのものを並べてジブンで選ばせてあげると、
それだけで大満足、すっと気持ちが切り替わります。
例えば、同じくつ下を2足だして「どっちにする?」道の2つをしめして「どっちにいく?」
こんな具合に、ジブンで選べることがうれしいのです。
なので、余裕を持って「どっちがいい?」と聞けるといいです。

しかし2歳児はこんなに簡単には事が運びません。
とにかくジブンのしたいことをとことん要求してきます。
たぶん、大人が時間のない時に限って…(^_^;)
2歳児さんはとにかく気持ちを言語化する最初の時期。
丁寧にその子の気持ちを簡単な言葉で言い表してあげましょう。
「いやだったんだ〜」「かなしかったんだ〜」「おこっているんだ〜」「痛かったんだ〜」などなど。
気持ちにピッタンコ言葉を大人が表現してあげられると、すっと気持ちも切り替わり、
大人の言うことに沿ってくれるようになります。
・・・これには多少、何度かの失敗も経て子どもとのバトルも経て大人側に感性が磨かれてくれば
その子の仕草をみていると気持ちが手に取るように見えてきます。
まずは子どもの気持ちをくみ取ってあげること、そして適切に言語化してあげること。
そうした日常のやりとり=会話から、子どもたちはコミュニケーションに必要なことばを覚えていきます。

大変な時期で、子どもさんによっては下の子が生まれるなどすればより駄々こねも長くなります。
でも、諦めずに丁寧に子どもさんの気持ちをことばにして紡ぎとってあげてきださいね。
これがのちの自分でお友だちをつくっていく3歳児以降に大いに役に立つのです。

いま、年長児を受け持っていますが、
なかなか自分の気持ちを表現できない子が多いのです。
表現することばを知らなかったり、その機会をもらっていなかったり・・・。

発達は飛び級はないといわれています。
抜けた部分はあとから他者の力を借りてじっくりと埋めていくしかないのです。
たぶん、今の年長さんたち、2歳児イヤイヤ期を十分に経験していないのでしょう。
今からお母さん・お父さんとお友だちのなかで培っていけるといいです。

子どもたちはその子のペースで大きくなっていきます。
アピールのしかたも千差万別。

ママは我が子の有能なマネージャーさんのごとく、その子の特徴を掴んであげてほしいなと思います。

この2歳児から4歳児にはとても大切な切り替え力も育ちます。生きる力ともいえます。
そのことはまた後日に・・・。

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