この記事のみを表示する歯が抜けた〜♪

保育の仕事

今日の保育場所は二学期初めてのプールです。
夏休みに河童のごとく水と親しんだ子どもたち
「見て、みて〜」の大コールとともに
私の前で何度も潜ったり、バタ足したり、水中でゴロンと前回りしたりとそれはもう楽しそう。
けれど・・・ひとり、ビート板で顔を隠して近づいてきては離れていく子がいます。
みんなは私の股くぐりのためにふか〜く潜水しては浮き上がってをくりかえしています。

Hくんです。
・・・みんなの勢いに気後れして、中に入ってこれない。
Hくんは顔は水につけられるけれど潜水がまだできないんです。
けど、みんなとは一緒にいたい。
けど・・・潜れない。

心の葛藤がいったりきたりしているビート板を見ていると痛いほどわかります。

プールの休憩時間のあと「〇〇くん、なんかお顔が見えなかったね〜」っと声をかけると
モジモジ・・・。

「あのさー、ぼくさー、泳ぐのは習ったんだよ・・・。足をバタバタさせるのとー、お顔付け」

といって私に夏休みに多分スイミングスクールの短期教室で習ったことをみせてくれました。
「すごいね〜」と私はほめたけれど、Hくんは不満足のよう。
・・・みんなのように中に入って遊びたいのです。

ちょっとマンツーマンでお顔付けとかもしてみましたが、どうも怖そうで、
気分転換にちょっとべつのことをして遊ぶことにしました。

子どもたちは心が開放されていればどんどん自由に遊びを展開していきます。
その発想力というのは、もう、眼を見張るものです。

他のお友だちは楽しくっていかに深く潜ろうかと研究しだしていました。

ある男の子がビート板を使って変な浮き方を試していました。
その時、バランスを崩して沈むビート板がたまたま他の子の顔?前歯にあたって、「歯が抜けた〜♪」と。

歯がプールでぬけるなんてーっとびっくりして確認すると、乳歯が抜けていました。

もともと抜けそうだったとか。

「歯はどこへいった?」と周りの子。「探そうぜー♪」
てなことで、そこいらの子どもたちはまた潜ってプール底を大捜索。

そのなかで、気が付くとHくん、必死で潜って友だちの歯を探しているではありませんか。
それも本人は気がつかずにしているのです。

「Hくん、潜れたじゃん。気がついてた?」と私。
「あれ〜、これはひょっとして、できているのか〜\(^o^)/」とHくん。
ニコニコ顔です。

子どもってこうなると俄然パワーが出ます。

さっきまで入れなかった仲間について、一緒になって潜ったりバタ足したり。

最終的にはそこにいたみんなに伏し浮きを立派にご披露しました。

こんな姿をみると、オトナのすることって、あなたは大丈夫だよという目線と、
ほんのちょっとしてきっかけづくりなのかもなあっと思います。


子どもって、真面目なので、年長児くらいになるとオトナが何を喜ぶかを知っていて、
それができない自分は・・・っと小さな心を痛めているのだと思います。



小さなハードルを自らこえられれば、それはすべて自信になります。
でも、結局はハードルがなくても、日々、人とのやりとりを感ずる心、、悲しさや悔しさ、人の暖かさ、嬉しさ
そんな様々を感じることができる日常が一番大切なのかな。
自己肯定感とか、私はわたしでいいとか、そんな心の根っこを作るのは毎日の生活の積み重ね。

だから、保育の現場での何の変哲もない日々、一瞬一瞬を丁寧に見ていきたいです。

あー、これは私にも言えることなのでしょう。

なにができたーではなく、日々発見できる日常に感謝です。


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